稚内北星学園大学学長 丸山 不二夫
初日のGeneralセッションは、例年のようにSunのVPでchief researcherのJohn Gageの挨拶から始まりました。
彼は、おもむろに、ポケットから二つのものを取り出します。ひとつは、携帯=モバイル・デバイスです。彼はそれを、
Internet
connected Multifunction Devicesと
呼んでいました。もう一つは、それより一回りおおきいもので、折りたたまれているのを広げると、三
枚羽根のプロペラ状に広がる太陽電池でした。この電池を一時間太陽に当てると、20分は、さっきのデバイスが使えるのだそうです。これらは、Sunの関心、今年のJavaOneの特徴を予告するものだということが、だんだん分かってきます。
JavaOneで、最初にした方がいいルールが一つあります。それは、「恥ずかしがらない」ことです。だって、私たち開発者は、いつも知っていることだけを気にかける傾向があるんです。知らないことに出会うのも大切なことです。隣の知らない人に遠慮なく、声を掛けてください。それがJavaOneのスタイルです。国籍を気にすることもありません。ここでは、皆が、陽気なブラジル人だと思ってください。少なくとも、20人の新しい友達を作ってください。
そして、全員を立たせて、過去十二回のJavaOneで、今回始めての人、今年で二度目の人と、次々に座らせていきます。最後に残った12回全回出席の人に、会場の拍手を求めます。「Javaは世界を変えてきたが、彼らは、最初からそれを信じていた人々だ。」
会場から大きな拍手が起こります。僕の知っている限りでも、3人の日本人が、最後までたっていたはずです。
彼は、「去年は、この会場で、
carbon-neutralな技術について語ったと思う」といって、SunのSmall
Deviceを重視する姿勢を、地球温暖化という環境問題への一貫した企業の対応というところから語っていました。Java
Technologyは、環境にやさしい技術だということのようです。
そして、かれは、改めて
Internet connected Multifunction
Devices
の意義について語ります。こうしたデバイスが大量に生産され、コストが大幅に削減されて、初めてグローバルでユニバーサルなネットワーク・アクセスが可能になるといいます。地球規模で考えれば、たしかに、誰もがPCを持っている世界や、皆がラップトップを持っている世界より、みんなが携帯を持っている世界を想像するほうが簡単ですね。
彼の発言と、最後に見せたビデオの中から、印象的だったフレーズを、いくつか拾ってみました。
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Communication, Entertainment, Enterprise, All togather.
コミュニケーションも、エンターテイメントも、企業のビジネスも、ネットの上ではみんな一緒。
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Everybody connected, Single World. It's always ON!
誰もがネットにつながっている。世界は一つなんだ。それに、いつでもつながってるんだ。
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Mass Collaboration on Mass Scale.
巨大な規模での、大衆のコラボレーション
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No Rule except one, Be Open!
ルールなんか無いんだ。でも、大事なルールが一つだけある。「オープンであれ!」
20分のJohn Gageの挨拶が終わると、こんどは、メインの報告者であるRich Greenの登場です。
Rich Greenの報告
総論部分
彼の報告も、大局的な話から始まります。
スライドから、いくつかの基本的なテーゼを抜き出してみましょう。
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Community: a fundamental human property
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Communication also a fundamental human property
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The barriers to this communication must be failed
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Technology as a catalyst
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The Network is an stoppable social force
要するに、コミュニティというのは、基本的な人間の特質で、コミュニケーションもまた、そうした人間の本性に根ざしたものだということです。このコミュニティやコミュニケーションに対する欲求を妨害しようとしても、それは必ず、失敗すると彼は言います。このあたりは、僕たちJJUGの考え方と、よく似ていると思います。技術は、そうした人間の本性の開花を手伝う「触媒」の役割を果たすのだそうです。そうすれば、ネットワークは、誰にもとめることのできない、社会的な力になると彼は言います。技術者のコミュニティがこうした、ビジョンを持つことは大事なことだと思います。そして、僕は、こうしたビジョンに、基本的に賛同できます。
総論部分が終わると、いろんな企業・団体からのゲストが登場します。
Glassfish: From Enterprise to Media --- Ericsosn
最初の登壇者は、エリクソンの人でした。
企業のための革新的なマルチメディア・サービスのために、Java EEのアプリケーションサーバであるGlassfishが使われているといいます。
僕は最近、NGN(Next Generation
Network)にちょっと関心を持っているのですが、エリクソンのNGNサービスの一つである、IMS(information management
system)にGlassfishが使われているというのには、ちょっと興味を覚えました。
Real Time Java: Ultimate Predicatability --- NASDAQ
二人目の登壇者は、NASDAQの女性でした。
Java is Digital Entertainment --- SONY
以降は、項目だけの紹介になりますが、OpenJDKも、JavaFXも、それぞれビッグ・ニュースなので、別稿で紹介するのがいいと考えています。
乞う、ご期待。
Netbean 6: Unlock Your Potential
An Historic day Day for Java
Open source Java: The final step
Introducing JavaFX Script